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スキンケア
女性にとってお化粧は、食事をとることと同様、生活の一部となっていて切っても切れない関係となっています。とくにスキンケアと呼ばれる、皮膚そのものの健康を増進し保全する行為は、男性に比べ皮脂の分泌量の不安定な女性にとっては必要不可欠な行為であるといえるでしょう。
一般の化粧品を上手に使えば対処できるものから、医療のアプローチが必要なものまでさまざまです。
健康なお肌
みなさん誰もが望まれる健康な肌とは、十分な厚みと弾力に富む真皮に支えられた表皮をもち、その表皮の表面にはキメの整った角質層が整然と並んで十分な水分を蓄えた皮膚といえるでしょう。
そして整然と配列した皮丘、皮溝と十分な水分を含んだ表皮により適度に乱反射が生じ、明るく透明感のある皮膚なります。
一般の方に、あなたの理想の肌は?と聞くと 「赤ちゃんのようなお肌」 という方が非常に多く見受けられます。しかし実際の赤ちゃんの肌は、物理的刺激、科学的刺激に対しての防御能はきわめて乏しく、皮膚もきわめて未成熟であるといえます。
赤ちゃんの肌は、成長に伴い徐々に成熟し完成された肌となります。そして年を取るにつれ、紫外線や各種の化学物質(化粧品も含む)にさらされた皮膚はくすみ、シワ、シミが出現してくることとなります。
お肌のトラブル
神経とお金を日々充分に使っていても、思いもよらぬ肌のトラブルに悩まれた方もおられると思います。それは新しく使い始めた化粧品によるものもあるでしょうし、今まで長い間使ってこられた化粧品が原因となる場合もあります。毎日使っていた化粧品でも季節の変わり目、環境の変化、体調や精神的なストレスなどにより、肌に負担がかかり急にトラブルを起こすこともあるのです。
肌のトラブルと称されるもの
- かぶれ(接触性皮膚炎)
- くすみ
- シワ
- ニキビ
近年の研究により肌への最大の敵は、有害な紫外線と各種ストレスにより発生する活性酸素と考えられています。これらに加え女性においては、加齢によりホルモンバランスが不安定になり皮脂の分泌が悪くなるなど、それに伴うトラブルも発生します。
また皮膚直下の脂肪層のリンパの欝滞(うったい)により、「セルライト」とよばれるボコボコが太股にできる方もいるでしょう。これらのトラブルに対しての対応を次に述べましょう。
クリニカ市ケ谷のスキンケア
クリニカ市ケ谷では医療が関与したスキンケア、メディカルエステを展開しております。必要に応じ医療としてのスキンケア、つまり場合によっては、抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤のような医薬品の内服、外用も行っております。化粧品は各種のテストにより安全性が確認され、厚生省により認可の与えられたものですが、すべての人に安全とは言えません。化粧品には多数の成分が配合されておりますので、その中のたった一つでも肌に合わないものが存在したならば、その化粧品は「接触性皮膚炎」の原因となってしまうのです。また一般的に“天然由来”のものなら安全という考えが存在しているようですが、それはソバを食べてアナフィラキシーショックをおこして亡くなられる方もおられるように、全く間違った考えであると言わざるをえません。アレルギーの原因となりえるのです。
スキンケアに用いられるアイテム
- 「皮膚を洗浄する」:皮膚の角質を除去するもの
- 「栄養分を補給する」:皮膚に必要なビタミンなど
- 「水分を保持する」:皮膚の保湿剤
かなり安全性の高いものでは、余分な着色料や香料を含んだ製品は用いてはおりませ。狂牛病の例もあるように、どんな病原体を持つか明らかでないアニマル由来成分を用いた製品も使ってません。
通称、美白剤と称するものの多くは、多かれ少なかれ皮膚に刺激を有するものです。効果の高さに比例すると行っても良いでしょう。クリニカ市ケ谷でも「接触性皮膚炎」や、それに由来する色素沈着のようなトラブルは、適切な治療により改善するものがほとんどで、責任をもって治療させていただきます。(治癒するまでに一定の時間を要するということをご了承下さい。)
当院で用いているアイテムは、比較的効果の高いものと判断しているものではありますが、その効果には必ず個人差があり、なかには期待したほどの効果が得られない方もおられると考えられます。いかなる施術、アイテムにおいてもその効果の背景には不確実性と相応のリスクは存在するものなのです。
『スキンケアスペシャリストによるスキンケアプログラム』 ― クリニカ市ヶ谷のスキンケアで差が!
長年にわたって正しくケアされた皮膚は、行わなかった皮膚に比べ、ハッキリとした差がでているはずです。
当院のスキンケアスペシャリストとご相談下さい。
スキンケアプログラム
- Exfoliation(角質取り)
- Stimulation(真皮への刺激)
- Medication(薬剤の使用)
- Protection(保護)
スキンケアの4大要素を達成するためには
- フルーツ酸の一種であるグリコール酸を用いた軽いピーリング(ミクロピーリング)
- ビタミンA(トレチノイン)やビタミンC(プロビタミンC)といったビタミン類での刺激
- ブリーチ効果のある薬剤などを塗布
- モイスチャークリームなどを用い皮膚を保湿する
一連のプログラムを、スキンケアスペシャリストがあなたの皮膚の状態などを観察しながら行います。1週間に一回(30分~1時間)程度のケアを受けながら、皮膚をイキイキと再生させていきます。これにより真皮は活性化され、皮膚の新陳代謝も促進され、あなたの若い時の皮膚の調子を取り戻す働きをします。皮膚に適度な刺激を与え、コントロールされた方法で傷ついている表面の皮膚を剥がし、皮膚の脱皮を統一のとれたものにするのがスキンケアの原理です。
スキンケアによってラフな感じの皮膚はスムーズになり皮膚の色調は明るくなり、顔の色つやも明るさを取り戻し、毛穴は一定範囲内であれ小さくなり、シミは薄くなり、あなたの顔を健康に見せます。
洗浄
皮膚は外界からの様々な影響を最も激しく受けております。化粧をした皮膚では、化粧品により形成される保護膜により、一定の防御は得られることでしょう。
しかし、皮脂と化粧品により形成された保護膜は、天ぷら油が酸化するように徐々に酸化・劣化し、さらに外界から各種環境物質が付着します。
一日一回はきちんと除去すること
化粧品はその基材が油性であったり水溶性であったり様々です。油性の基材はクレンジングで入念に洗わなければなかなか洗い落とせない物です。
クレンジングの後、お客様によってはpH調節を施した薄いグリコール酸水溶液により、皮膚の表面をふき取らせていただく場合もあります。これにより、しつこいメークや汚れを取るとともに、角質の表面を薄くピーリングし、さらにケラチノサイトの結びつきを弱めることにより皮膚を侵軟化します。このようにしてビタミン類の皮膚からの吸収を高める働きもあります。
※この操作は弱いとはいえピーリングの一種と定義できるため、いわゆる敏感肌の方にはおすすめしない場合もございます。
栄養補給
皮膚にビタミン類、ミネラル分などを塗布すると良いことは以前から知られているところです。 クリニカ市ケ谷では、おもにビタミンAとビタミンC、ビタミンEの投与を積極的に行っています。
- ビタミンA
真皮の膠原繊維(こうげんせんい)を増加させ、厚く弾力に富む皮膚を実現するのには欠かせません。また表皮の基底細胞の細胞分裂を促進することにより、皮膚のターンオーバーを促進し、肌のくすみをとり、若々しい肌とする作用もあります。ビタミンAには様々な誘導体が存在しますが、比較的皮膚にやさしいパルミチン酸レチノールとβ-カロチンを用いております。 - ビタミンC
マイルドな美白作用の他、ビタミンA同様真皮の膠原繊維(こうげんせんい)生産には無くてはならない物です。最も特筆すべきはその強力な「抗酸化作用」です。現代人は紫外線や様々なストレスにより、皮膚に重大な悪影響をおよぼす活性酸素が常に皮膚で生成されている状態となっております。その活性酸素が「ニキビ」や「色素沈着」を引き起こしているといっても過言ではありません。ビタミンCはこの活性酸素を中和する働きがあります。
(一般の化粧品に含まれるビタミンCは、多くがアスコルビン酸とよばれる純粋なビタミンCであることがほとんどです。このビタミンCはそもそも水溶性であり皮膚に塗布してもほとんど皮膚の中にはいっていきません)
私たちの用いているビタミンCは、『リン酸アスコルビン酸エステル』と呼ばれるプロビタミンCの一種です。このプロビタミンCをVCローションとして自家調合しております。また同様に皮膚への吸収に優れたVCIPとよばれるプロビタミンCもジェルとして用いております。
クリニカ市ケ谷ではこれらのビタミン類をイオン導入と呼ばれる電気を用いた方法により、より効率的に皮膚に吸収されるようにしております。
『リン酸アスコルビン酸エステル』とは
リン酸基の働きで、皮膚に浸透しやすくさらに皮膚の中で有効な形であるアスコルビン酸にすみやかに変換されます。
保湿
最後に各種保湿剤を用いて保湿を達成して帰っていただいております。保湿剤としてはACEジェルと呼ばれる自家調合のジェルを用いていただいております。またとくに乾燥肌の方にはクリームベースの保湿剤を用いる場合もあります。
- VCローション・ACEジェル
ビタミンCの入ったローションと高濃度のVCIP(脂溶性ビタミンC)ジェルです。 - ゼオスキンヘルス
医師の指導のもと患者様に合わせてプログラムで、細胞に働きかけ、健康な肌の細胞機能を回復させます。