美容外科
鼻の手術
隆鼻術
隆鼻術とは
日本人の鼻は最近よく発達してきましたが、それでも鼻根点や鼻背がはっきりしないといったお悩みを改善する手法が隆鼻術です。
主に3つの方法があります。
- シリコンプロテーゼ挿入
- 自家製組織(耳介軟骨)移植・・・・・おすすめ!
- 各種注入物の利用
ただし、ご自分の鼻に対する解析を正しく行い、ご自分の望みを正しく把握し、何処をどうすべきか考えたのち、やはり隆鼻術が必要なのであれば隆鼻術を選択するといった順序は踏んでいただいた方がよいでしょう。
シリコンプロテーゼについては鼻の美容外科の代表的な手術ではありますが、いくつかの問題点や限界が語られています。
- このような方に
おすすめ - 鼻を高くしたい
- 鼻筋をスーッと通したい
- 目と目の間が離れて見える
クリニカ市ヶ谷の隆鼻術
おすすめ! 自家組織移植による隆鼻術
耳介軟骨を利用する方法があります。ただ耳介軟骨は耳の複雑な形からも判るように、かなり曲がった形態をしています。この曲がった耳介軟骨を上手く細工して、鼻背に挿入し、鼻を高くするのですが、実際には、術後に軟骨が耳の形本来の曲がりに戻る可能性があるため、術後変形をきたす恐れがあります。
これを解消するため当院では、採取した耳介軟骨を1㎜角ほどのさいの目に細かく切り刻み、それを筋膜で包んでソーセージのようなものを作り、それを鼻背に移植していきます。こうすることによって、耳の軟骨は切り刻まれているわけですから、術後に元の形に戻ろうとすることはありません。
耳の軟骨を無駄にすることなく、ある程度自由に大きさを決める事ができるのも利点の一つです。
◆シリコンプロテーゼの限界
この手術は鼻の穴に少し入った粘膜と皮膚の境を切開し、この部分から鼻の土台と鼻の皮膚の間に、シリコンプロテーゼを挿入し鼻背を持ち上げます。このシリコン製のプロテーゼは、いかに身体に対して刺激が少ないといっても異物であることに変わりはありません。 少し長めのシリコンプロテーゼを挿入することによって短い鼻を長くするといった希望を叶えるために、無理した形態の大きなプロテーゼを挿入すればやがてそれは皮膚を破って外に出てきてしまうといったこの方法の限界もあります。さらに挿入されたプロテーゼは異物ですから一生ものと考えることはできません。
問題
- 挿入された物質はそれなりの劣化が起こります。定かな年限は不明ですが、入れ替えるなり、取り出さざるをえない状態に陥る可能性があります。
- 挿入されたシリコン製のプロテーゼの周囲に石灰沈着などが発生します。
- 比較的固定性が悪く挿入されたシリコンプロテーゼが鼻の中で動くリスクがあります。
- 人によってはシリコンを異物として察知し、何らかの違和感を持ち続けます。
ただシリコンそのものは身体に対してかなり刺激性の少ないものであり、挿入当初に大きな問題を引き起こすわけではありません。このような変化は徐々に時間をかけながら10年、20年というスパンの中で少しずつ現れてくる問題です。
もしあなたが既に鼻にシリコンプロテーゼを挿入されていのであれば一度あなたのお医者さん、もしくは他の専門医に診ていただくと良いかも知れません。時には思いのほか鼻の皮膚が薄くなっていたり、思わぬ石灰沈着があったりするかも知れないからです。
各種注入物の利用
ヒアルロン酸などの注入物を利用して、隆鼻を行う方法があります。