Q&Aよくある質問、美容外科、美容皮膚科、形成外科クリニカ市ヶ谷



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Q&A

眼瞼について

二重の手術って何ですか?

眼瞼にはいろいろな形があります。日本人ではいろいろな説があるにしろ、おおよそ半分の方は一重で半分の方は二重であるとされています。そしてどちらの目も正常です。そしてどちらの瞼が良いかという点についても一方が特に他に比べて優っているとは言えません。この手術を歴史的にみても一方の目が二重で一方の目が一重の方に二重の手術をして左右の対称を得たことが書かれています。

また、綺麗な二重を持っている人に瞼が厚いという印象を与える人はごく少数です。すっきりした一重といえる瞼はあまり厚い感じを与えません。そのあたりが瞼の手術の出発点になっているのでしょう。いずれにしても一重を二重にする手術はあっても逆がきわめて少ないこと、瞼が厚い感じの人がすっきりしたがっていることは経験的な事実です。

手術後何日位で仕事に復帰できますか?

手術というある程度不確実な方法を採用しての目の手術ですから、全く腫れないというのはごく限られた幸運な例について成立しているとお考え下さい。基本的には手術ですから、どのような小さい血管でも一度ついてしまえば出血斑はできますし、また腫れの元にもなります。眼瞼はそのうえ大変腫れやすい部位でもありますから、腫れた時のことを少なくとも考えて手術に臨んでいただきたいと思います。

眼瞼の腫れは正常に経過すれば一週間から二週間の間にはほぼ完全に消失してしまうのものです。切開された部位があればその部位は一時赤くなることがあるかも知れませんが、2~3ヶ月後にはほぼ正常に復し、その後だんだんと目立たなくなっていきます。特に二重瞼について言えることですが、手術直後の結果は腫れも加わってかなり派手に見えるのが普通です。

この手術直後の状態が腫れも加わって自分にとってちょうど良い程度であったと仮定したら、おそらく2週間後には何をしたのか分からないほどの変化しか、目には手術の効果が現れないと思って下さい。

手術後は安静にして冷水湿布で充分ですから、充分に冷やしておくことをお薦めします。抜糸は通常5日目もしくは一週間目に行うことが可能です。

睫毛内反は治りますか?

毛内反は昔あったトラコーマという目の病の後に残る合併症としてよく知られています。この病気は今ではほとんど見ることがありませんが、このように病気による睫毛内反の他に、蒙古ひだの内側や眼瞼の外側で睫毛がチクチクと眼球結膜に刺さって痛むことがあります。この解決方法の一つは睫毛を脱毛もしくは脱毛する方法ですが、睫毛のない目というものは一種病的に見えます。

こんな時に用いられるのが上眼瞼を切開し、睫毛を外反させる手術です。この手術は単に睫毛の内反手術としても施行されますが、術後の結果が程度の差こそあれ、二重の瞼になります。

この二重の幅や大きさなどにつき美容外科的判断が求められるなら、美容外科で行われる二重の手術に準じて手術計画を立て二重と同時に睫毛内反を解決することになります。

二重の手術は危険ではないのですか?

「手術ですから」という意味合いにおいてリスクは常にあると思って下さい。形成外科的修練をつみ、美容外科に精通している者がこの手術を行うことで、手術のリスクは少ないものになります。

一重を二重にすること自体に限れば視力がどうかなるようなことは考えられません。あくまでも整容的な目的でこの手術を行う場合、手術計画においては非現実的な目的に向かわないようにしましょう。解剖学的に許される範囲内であなたのご希望を加味しながら手術計画は立てられていきます。

医療とはこのことによって皆様に「美しくなった」という副次的効果を期待して行うものですが、手術で起こる現象は何mmのどんな厚さの瞼を作るかといったことに終始しています。手術の前に今一度ご自身の希望や期待を整理して下さい。

瞼の手術は大変細かい作業の積み重ねで必要があれば手術用の顕微鏡を用いながら手術されることも稀ではありません。内容にもよりますが瞼は手術を重ねる毎に硬さを増し細かいニュアンスは付けにくくなります。初回の手術の大切さをご理解ください。

どうして二重が好まれるのですか?

実際に二重を一重にする手術が皆無と言うわけではありませんが、圧倒的に一重を二重にする手術が眼瞼に関する手術の大部分を占めています。これは一重の瞼は我々日本人にとっても時に陰険な印象を与える可能性があること、いろいろな眼の化粧品は基本的に外国から流入されたものが多く、そしてこれらの化粧品が瞼の薄い二重構造のはっきりした瞼に対して、より有効的に作用することなども関係しているのでしょう。そして二重瞼の人と一重瞼の人を比べた場合、二重瞼の人の方が瞼そのものの厚みが軽快で目元がさわやかに見える可能性が高いことも、一重から二重への手術が求められる理由のひとつなのだと思っています。でも同時に涼しい凛々しい一重の瞼も大切な存在です。

埋没法とは?

埋没法では重瞼術は上眼瞼挙筋と上眼瞼移行部の皮膚の裏側を埋没糸で縫合し、この両者の結合をはかるものです。二重の幅はこの部位でなんらかの結合が上眼瞼挙筋との間に、直接あるいは間接的に存在するので、開瞼すなわち目を開けた時にこの溝から下の部分の上眼瞼が上昇し、溝よりも前に上方の皮膚が溝の前に垂れ下がって二重になると考えられています。一重ではこの上眼瞼挙筋と上眼瞼溝間の結合が欠落しているか、または不十分な状態ですから、手術ではこの結合を作ることが目的となります。

切開法で二重を作っていると症例によっては切除する皮膚の量が全くないか、本当にわずかな例に遭遇しますが、このような時に皮膚を切除せずに、単に上眼瞼挙筋の末端と上眼瞼移行部の皮膚が結合されれば、自然な二重が出来上がるのではないかと考えたとしても不思議ではないことです。

はじめのうちは、非切開法であることのメリットからその適用が過度に拡大されたこともあり、本来切開法によらないと上手に二重が出来ない例にまで拡大されていった結果、重瞼線が消失する例や結合部が妙に陥凹して見える例なども散見されるようになってきました。今ではこの方法にも様々な工夫が見られ、適用さえ誤らなければかなり良い方法だと考えられています。このように考えてくるとお解りいただけるように、埋没法の最もよい適用は、“日によっては二重になる”といった安定しない二重を固定するといった場合に用いるのがよいでしょう。

このような瞼においては二重になれる要素を数々持っているからだと思います。もちろん埋没法で蒙古ヒダの修正をすることはできません。

切開法とは?

切開法ではもし必要であれば余分な皮膚を切除し、上眼瞼溝の位置を正常の範囲内にとどめていても開瞼された場合の二重の幅を確保しながら一重を二重に変化していくことが自在にできます。さらに蒙古ヒダの修正も同時に行うこともできますし、もし必要であれば脂肪をとることによって眼瞼を薄くすることも可能です。それとみてわかる皮膚や上眼瞼に厚みを感じる一重を、二重瞼にする本当の手術は切開法なのだということがお解りいただけるかと思います。

切開法の欠点として、眼瞼部に残る傷のことがよく挙げられますが、もしこの切開線が正しく移行帯の中に置かれ、かつ丁寧に縫合された場合においては、当初多少目立っていた傷であっても急速にフェイドアウトしほとんど目立たない傷跡になることは古くから知られているところです。

何歳頃が手術の時期ですか?

いわゆるハイティーンの年齢であればこの手術の適応は充分にあります。今では若い時にこの手術を受けたお母様も多いことと思いますが、ご自分のお子さまがこのような手術の希望をもっているとわかった時の親の気持ちは解っているつもりです。

こんな時単に反対するのではなく、既にお子さまはそれなりの社会生活を送っていること、そして、この手術がお子さまが自信をもって生活するために必要な手術かも知れないということを考慮して、相談にのってあげる必要があります。

手術は全身麻酔ですか、局所麻酔ですか?

二重に関する手術について言えば、局所麻酔で充分です。多くの先生は術中に上眼瞼の動き方を見ながら手術を進めていかれると思います。術後の経過はほとんど腫れないこともあるかも知れません。先生も極力腫れないように出血を押さえ丁寧に手術をして下さるはずですが、それでも手術です。

全く腫れないと考えるのは非現実的でしょう。さらにこの手術の方法や内容を、腫れるか腫れないかで選ぶのは本来の姿ではないはずです。あなたが必要としている手術を選択し、それを受けることが必要なはずです。正しい手術の適用のもとに必要な手術はあなたの先生とご相談して下さい。多くの例において手術直後に出来る二重は、腫れも加わってあなたの期待しているものよりもかなり派手な目元になっているはずです。

これらは時間と共に軽快していきます。たとえ切開法であっても正しい位置に置かれた切開線はフェイドアウトし、目立たないものになっていきます。

副作用や合併症は?

眼瞼についてよく熟知している医者が手術をする限りにおいて、埋没法であれ切開法であれ、特別な合併症や副作用を発することはまず少ないでしょう。ただし、埋没法では如何に反応性の少ないものであれ、小さいナイロン糸が眼瞼に残るという問題はあるかも知れません。このことは多くの症例によってほぼ問題ないことだとされています。

この他どのような瞼に関する手術があるのですか?

二重の手術と関連しているものとしては内眼角切開があります。厚い瞼を薄くするために眼窩脂肪の一部を除去する手術もあります。眼の傾きを調整する手術などがあります。年齢に伴って増えてくるシワや瞼の下の脂肪の袋を目立たなくする手術などもあります。

これらのうち、二重の手術と関係している手術は細かい手術ですが、それぞれ大切な要素を持っています。先生とよく相談されるとよいと思います。

輪郭形成について

上下顎骨分節骨切り術って何ですか?

上下顎骨分節骨切り術とは、上顎と下顎の4番あるいは5番の歯を抜糸し、その部分の歯槽骨および上顎骨、下顎骨を切除し、前歯の部分をその空間を利用して後方に下げる手術手技のことです。

抜糸される歯につきましてはそこにある変形量や実際にある歯の状態などを勘案しながら、矯正医と相談し最も適切なものが抜糸されることになります。一見この方法は上下顎を抜糸し歯科矯正術のみによりこの空間に前歯を倒しこむ方法とよく似ているように見えますが、二つの方法で得られる結果に全くの差があります。

抜糸して歯科矯正のみで歯を舌側に傾斜させていくことは場合によりますと、正常な顔面骨に対する歯牙の崩出角を失うことを意味しています。分節骨切り術では上顎骨・下顎骨の最前部が骨切りにより後方に移動することによって、抜糸によってでき上がった空間を埋めていくことになりますが、原則的に歯牙の顔面骨に対する崩出角の変化は生じないことになります。

例えば、歯牙が異常に傾斜して生えている反っ歯状態の方が頭蓋骨の反っ歯状態を矯正するために、歯科矯正を行うことはおそらく崩出角の矯正につながると考えられますし、もし、上下顎骨の空間的な位置関係が頭蓋顔面骨全体として良い位置であるならば、この方法で充分だということになりますし、分節骨切り術の適用はありません。

分節骨切り術はあくまでも頭蓋全体に対する上下顎骨の位置関係が前方にあることを意味している時に用いられる手法ということになります。この話は少し面倒臭いお話かも知れませんが、このような細かい点に価値を求められる方がこの手術の適用患者だと思っています。

エラ取りってどうやるのですか?

現在ではほぼ口腔内から手術が行われます。奥歯のあたりの粘膜を切開しそこから下顎角部に到達します。本当にエラが飛び出しているようになっている方も時に見られ、これらの場合にはそのエラのみの切除を行うこともありますが、多くの場合下顎角部の厚みを減らしたり、あるいは、下顎そのものを切除しながらエラ張りを矯正していくこともあります。

人間の顎は下顎枝と呼ばれる部分と、下顎体と呼ばれる部分で下顎角を形成しています。そして下顎体は頭蓋骨基底面に対し、女性であればおおよそ35度、男性でも30度程度のところに角度をもっているのが普通です。これがいわゆる顎のラインと呼ばれるものです。勿論この角度が大きくなれば顔は細長く見えるでしょうし、この角度が小さく20度程度になるとかなり四角い顔に見えるはずです。

ただ、いずれにしても下顎角は人間の顔を構成する重要なランドマークの一つになっていますから、これを完全に消失させるような手術を計画したり、希望したりすることはあまり現実的ではないかも知れません。多くの方々が下顎角部のみならず、下顎枝から下顎体にかけての下顎周辺の外板を切除することで顔がほっそり見えるようになりますので、この手術を選ばれる方が現在では多くなっています。

頬の出っ張りに対する手術はどうやるのですか?

今ではこのほとんどの手術は口腔内から行われることの方が多くなってまいりました。それは内視鏡などを併用することにより、口腔内からでもかなり深い部分にある頬骨に対しても手術を行うことができるようになってきたことがひとつの理由です。

用いられる手術法としては非常に軽度な突出に対しては、骨の表面を削り取っていく方法を選択します。非常に高度な突出の場合には頬骨骨体そのものを骨切りし小さくする手術法を選択します。さらにこの2つの方法を組み合わせて削過術を用いることもあります。

ごく稀に大変に頬骨が発達していて、口腔内では手術しきれない場合があり、このような場合には耳前部から側頭部にかけての切開、あるいは睫毛下縁、もしくは下眼瞼粘膜の切開を併用して行われる場合がありますが、これはかなり稀な例と言ってよいと思います。

お顔のシワ・たるみについて

フェイスリフト手術って何ですか?

シワ取り手術は、加齢変化によっておこる顔のいろいろなサインの中でも最も目立つ部位を改善するための手術です。

いらない脂肪を取り除きますし、垂れ下がった頬は上がりますし、不要に余って垂れている皮膚は切り取ることになります。ただ、この手術を若返り手術と表現することには多少語弊があります。これはその手術によって具体的な若返りが図られるものではなく、単にこの加齢現象に対して、時計を逆回しするといった意味で捉えていただければと思っております。

SMASって何ですか?

通常この組織の正式な名はSubmusclar Aponeurotic System、訳してSMASと呼んでいます。

皮膚の下で顔面にある各種の筋肉から派生してきている組織です。この膜様の組織は顔面の土台を組織している主要な組織のひとつで、皮膚のみならずこの膜様組織を引き上げることにより、いわば顔を2層に分けて引き上げる効果のあるものです。フランスのミッツ先生によって報告されて以来、世界で広く応用されているフェイスリフトの手術方法の一つです。

この方法を用いることによって単に皮膚をひっぱって切除するよりもはるかに安定した手術結果を得られるようになりました。

フェイスリフトの効果はどのくらいもつの?

このことについて正確に知っている人は誰もいません。その人の加齢変化の現れ方も個々ばらばらで、かなりの年齢分布においてこの手術が施行せれているために、はっきりした事が言えません。一般的には5年から10年位と言われています。

手術瘢痕なしにこの手術はできるのですか?

切らないフェイスリフトと呼ばれる糸を使ったフェイスリフトがありますが、後戻りが多いといわれています。たるんでしまった皮膚は切り取ってしまう手術ではその心配もありません。そのためどうしても手術瘢痕は残りますが、できる限り目立たない位置に切開を置くようにしていますので、時間と共にほとんど気にならない程度になります。

どのくらい仕事から離れる必要がありますか?

手術後は腫れや内出血が出ますので、おおよそ2週間程度は社会復帰までに時間がかかるとお考えいただいた方が良いと思います。

フェイスリフト手術は全身麻酔下で行われるのですか?

多くは全身麻酔下で行われあなたは眠っていることになります。また鎮静剤や静脈麻酔を用いて行われる時も麻酔を専門に管理してくれる麻酔医があなたの術中の状態を管理します。

フェイスリフト手術後、入院は必要でしょうか?

通常、通院で行われているフェイスリフト手術の場合、術後3日程入院して頂きます。入院中は感染予防の為の抗生物質の点滴を行い、内出血を減らす為のドレーン抜去したりといった処置があります。抜糸は術後1週間から10日目位に行います。

鼻の施術について

鼻の手術ではどんなことができるのですか?

鼻の手術には大きく分けて2つの種類があります。その一つは鼻を高くするもので、もう一つは鼻の形を整える手術です。

鼻は鼻単独としてその中のバランスも各部分の大きさ等も重要ですが、あくまでも顔の一部であり外貌を形成する重要な構築物です。そしておそらく目立つ鼻例えば曲がっていたり、ワシ鼻であったり余りにも短い鼻では鼻そのものとしてもアンバランスなものですから、これらの諸点が修正された鼻が新しい鼻としてあなたの顔の上にでき上がることになります。

どんな麻酔方法をとるのですか?

簡単なものであれば局所麻酔で充分に可能ですが、ある程度以上複雑な手術を必要としていたり、鼻の骨切り術を伴う例では日本では一般的に全身麻酔が用いられています。

鼻の手術後、顔の腫れはどのくらい続くのですか?

これは用いられる手術によりまことに広い幅に言わなければなりません。特に鼻の手術でおこる腫れは上下の眼瞼現れ易く、この部分に内出血を伴った腫れが残ることは充分に考えられます。このような状態が解消してくるには通常2週間ほどを要するとお考えください。

鼻の手術では何処を切るのですか?

ほとんど全ての鼻の手術は鼻の内側から行われますから、まずもって目立った傷を残すことはありません。ただ、二次的な修正術やかなり複雑な手術においては鼻柱の中央を切開することがあります。この傷も時間とともにだんだんと見えなくなっていきます。

何歳頃であればこの手術の受けられるのでしょうか?

どんなことを考えたらいいのでしょうか?鼻の美容手術は顔面骨の成長が終わる女性であれば14歳、男性であれば15歳頃から可能になります。この年代のお子さまがこの手術の希望を持っていることがわかった時の親の気持ちはそれなりに理解しているつもりです。こんな時、単に反対するのではなくそのお子さまがすでにそれなりに社会的生活を営んでいること、場合によってはその子が自信を持つために、この手術が必要な場合があるかもしれないことを気遣い、注意してお話を聞いて下さるとよいと思います。

鼻の手術自体は年代に関わらず、いかなる年代の方にも成人後であれば可能です。そしてその手術があなたに自信を与えるのであれば手術は良い適用となるでしょう。ただし長年一緒につきあってきたあなたの鼻には、一種の“格”が既に生じていることもお考えください。まして、ご自身を含め周囲にも自分の気持ちを理解していただく必要があるだろうと思います。

シリコン製プロテーゼは安全ですか?

シリコン製のプロテーゼは、もはやかなり長期にわたって使用され、無理な鼻背の延長や鼻の高さを求めなければ比較的安定して長期に鼻背にとどまっていることは知られています。

しかしながらこのようにかなり無害なものであったとしても異物は異物です。このことはもしシリコンプロテーゼを使用される際には、よく理解されると共に、担当の先生とご相談になる事項だと思います。

鼻の手術で入院は必要ですか?

あれやこれや考えて相談してその結果が鼻にシリコンプロテーゼを入れることになった場合、この手術は局部麻酔で十分です。

術後外鼻にテープを少々貼るくらいで帰宅することができるでしょう。これ以外の鼻の手術の中にも、鼻尖形成や鼻翼・鼻孔の縮小など、日帰りでできる手術は数多くあります。ただ、外鼻全体の形を整える整鼻的な鼻骨の骨切り術を伴う手術にあっては全身麻酔下で行われるのが一般的で、入院の日数はともかくとして外鼻に鼻スプリント、もしくは鼻ギプスが約10日前後置かれることになります。

傷跡は残りますか?

多くの鼻の手術は鼻孔の中から行われますので、目立つ傷が残ることはまずありません。例外的にその先生の好みによって鼻柱を横断する切開が加えられ、そこから鼻尖の修正手術が行われる場合がありますが、この傷も時間と共に薄くなり目立たないものになります。

副作用や合併症はありますか?

ご自身の組織、例えば骨や軟骨などを用いている限り鼻の手術で問題を起こすことは大変稀です。しかしあくまでも手術は手術ですから、いかに経験があるものが行っても何らかの不確実性があることはおことわりしなければなりません。ですから可能な限りよく経験を積んだ医師から手術を受けることをお薦めしています。

シリコンプロテーゼを用いた場合には、シリコンといえども人体にとってはあくまでも異物であることに配慮してください。手術の種類によっては、腫れや皮下出血が生じることもあります。

どのような結果を期待してよいですか?

いろいろな理由から鼻の手術を受ける方は数多くいます。そして多くの方が新しい外貌に満足され、元気に毎日を送っていらっしゃいます。ただしこの手術それ自体があなたの人生を一変させるといった非現実的な考えは持たないでください。

この手術を受けることによってあなた自身が自信を持ち活気に満ちた生活をすることで、あなたに人生にプラスになることを願いながら手術は計画され施行されています。そしてとくに重要なことは鼻はあくまでも顔の一部で、顔全体のハーモニーの中で考えられるべき問題であること、さらには手術を受ける際にあなたの精神的な安定は大変重要な問題だと思っています。

痩身・ダイエットについて

脂肪吸引って何ですか?

脂肪吸引とは皮膚の下にある脂肪を吸引器を用いて外科的に取り除く手術の総称名です。この方法は異常に沈着した脂肪を抜き取るのには大変良い方法ですが、体重を落とす方法として効果的だとは言い切れません。

トゥメセントテクニック(Tumescent Technique)とは何ですか?

Tumescent Techniqueとはこれから吸引しようとする脂肪層に対し、大量の生理食塩水にリドカインという局所麻酔剤と少量の血管が収縮するようなホルモンをまず注入する方法のことをいいます。この注射によって脂肪周辺にある太い血管は収縮し、また局所麻酔剤が知覚を鈍麻させるために、より出血の少ない内出血や腫れの少ない脂肪吸引を達成することができる様になります。

どんな人が脂肪吸引の手術を受けるのですか?

どのような方でも局所に溜まった不浄な脂肪・贅肉を取りたいのであれば良い結果を残す手術方法だと言えます。チョット正常体重よりも重く、皮膚にまだ充分な弾力性が残っていて身体の曲線を容易に描きやすい方が患者さんとしてはよい適用です。これと言った年齢的限界はありません。

どのような部位が最も多いのですか?

女性ではまず、腹部・上腹部からウェストのラインにつけての部分が最も多く、次はお尻周りです。男性では胴体の前面から後面にかけてが最も多い部位になります。

EUAって何ですか?

Tumescent Techniqueに続いてこの体外照射型の超音波を用いて、皮膚の表面から吸引しようとしている脂肪層に超音波をあてますとこれらの薬がよく混ざるだけでなく、吸引されやすい状態に脂肪が整います。この方法を用いますとさほど出血がない状態でかなりの量の脂肪を吸引することが可能になりました。

脂肪吸引って安全そうに見えるのですが何か危険性があるのですか?

脂肪吸引そのものは大変効果的で安全な手術方法なのですが、これもやはり一つの手術ですので、感染、出血、知覚神経への損傷など手術で考えられる全ての合併症を併発する可能性があります。

あまり極端な量の脂肪を一カ所から取り去ったりするとその表面の皮膚がたわんだり、不規則な状態を作り出すこともありますが、経験のある術者が行えばまずこのようなことはおこりませんし、前に述べました合併症などもほぼ防ぐことができます。多くの患者さんにとってはその結果に満足していただけるのが脂肪吸引だと言うことができます。

どんな時に脂肪吸引が適用されるのですか?

姿見の中のあなたの体型が「締まりがない、ボテボテしている、この脂肪この贅肉が無くなったらいい」と思われる時が脂肪吸引の時期でしょう。ここで大切なことがあります。それはこの方法が肥満の治療法としては、ある意味非現実的ですし、体重を目立つほど少なくする目的にも適していません。

一度に大量の脂肪を吸引することは生命の危険を伴います。またこの方法によって、セルライトにかかわる全ての問題を解決しようとするのは非現実的な問題だとお考えください。

どのような手術なのですか?

予定される脂肪の吸引の量や施行される面積の大きさなどを勘案して、局所麻酔、または全身麻酔で脂肪吸引は行われます。吸引される脂肪層に対しては通常Tumescent と呼ばれる処方で処理され、場合によると体外照射型の超音波などを用い、小さな切開創からカニューレを挿入しバキュームを用いて吸引していきます。この時、バキュームの先に超音波装置が付いている場合もあります。

術後ガーメントと呼ばれるかなり弾力性に富んだ下着を着用して頂くことが普通です。また手術直後ですと、これに加えて少し丈夫な包帯が巻かれていることがあります。このガーメントは通常2~3ヶ月装着していただきます。

入院が必要ですか?

吸引される脂肪の量にもよりますが、この手術は日帰り手術としても、また数日入院しながら行うこともあります。

副作用や合併症はありますか?

吸引された部分に内出血斑が出たり腫れることはよくあることです。これらは1~2ヶ月で解消されていきます。吸引された部位に多少の不規則なしこりのようなものを感じますが、この部分の皮膚が緊張を取り戻していくにしたがって次第に平坦化していきます。

過度の量の無理な脂肪吸引は脂肪塞栓や静脈血栓をつくる危険があります。これらは生命に重大な転機をもたらすことがありますから、正しい形成外科の知識のある先生から脂肪吸引を受けることをお薦めします。

どんな期待をもっていいのですか?

脂肪吸引が最も適しているのは正常な体重を少し上回る方、もしくはエクササイズやダイエットに成功し、それでも残る局所の脂肪を吸引しようとされる方が最もこの手術に適しています。このような方であれば脂肪吸引によってかなり理想的な体型を取り戻せるでしょうし、吸引された脂肪層の上の皮膚は適度な緊張を回復していくことになります。

傷跡が残るのでしょうか?

脂肪吸引をするためには小さな切開、あるいはむしろ穴と表現した方がいいような小さな切開部から脂肪吸引が行われますからこの傷跡は残ることになります。ただし、はじめからあまり目立たない所にこれらの切開が加えられることや、どんなに大きくても1cm、多くは5mm程度の小さな傷跡ですからさほど気にならないと思います。

正常な生活にはいつ戻れるのですか?

多くの方は1週間程度で正常な生活に戻れると思います。少量の脂肪吸引であれば次の日からでも通常の生活が送れるはずです。術後はガーメントと呼ばれる弾力性に富んだ下着を2~3ヶ月装着していただきます。

バストについて

乳房増大術って何ですか?

美容外科手術によって乳房の増大をはかる手術のことです。この手術は小さなあるいは未発達な乳房に対し、あるいは出産後の乳房の縮小などに対し利用されます。乳房を増大させる方法としてシリコンバッグプロテーゼがよく用いられるので、この件について詳しく触れておきます。これに関しては、”各種注入法とシリコンバッグプロテーゼ”の項を参照下さい。

また、このシリコンバッグプロテーゼに代えて脂肪の注入も試みられていますが、この方法の可能性の限界やリスクなどについてもあわせてお話しておきます。

この手術ではどんな効果が期待できるのですか?

あなたの希望を率直にあなたの先生にお話することが第一歩です。非現実的な期待を持たないのであれば、あなたの身体のサイズにあわせたバストを手に入れることができるでしょう。このことによってあなたは自信を得るはずです。

この手術で入院は必要ですか?

通常当院で行われているインプラント挿入術は全身麻酔下で術後2~3日程ご入院をしていただきます。入院中は感染予防の為の抗生物質の点滴を行い、内出血を減らす為にドレーン抜去等の処置を行います。術後1週間から10日目位に抜糸を行います。

どこからバッグを入れるのですか?

必要な大きさのシリコンバッグは大胸筋の上、あるいは大胸筋の下に作られたポケットの中に挿入されます。経路としては脇の下、乳輪のあたり、乳房下線(乳房と胸壁が接する所あたり)の3つの方法があります。いずれの方法でも残る傷跡は3~4cmのごく小さなもので、時間とともに薄くなり目立たないものになっていきます。

どの経路を用いるか、また如何なるバッグを用いるかなど、細かい点についてはそのサイズを含め先生とよく相談してください。

どのような精神的要素が乳房増大術にとって重要なのですか?

精神的安定はどの美容外科手術においても重要なことです。乳房が大きくなっただけで、あなたの「人生が全て変わる」といった非現実的な考えはお持ちにならないでください。バストが大きくなってこれがあなたの自信につながって、その自信があなたの人生を切り開く扉になって欲しいと思っています。

乳房増大術に関するリスクや合併症はありますか?

いずれの手術においても何らかの不確実な要素は持っています。これは人間という未だ完全に解明されていない物体や事象に対して手術が加えられるためとも言えます。

このような一般的な要素の他に乳房増大術では人体にとって比較的巨大なシリコンバッグプロテーゼが用いられます。このプロテーゼは如何に害の少ないものであるにしても異物は異物として反応し、プロテーゼの周囲にカプセルが出来上がっていきます。このカプセルが時に拘縮し非常に硬くなることがあり、稀に再手術が必要なことがあります。そしてシリコンバッグプロテーゼについて正しい理解を持ってください。

その他

完全予約制でしょうか?

当院は完全予約制となっておりますが、予約の内容によっては当日カウンセリングや施術可能な場合もございます。まずはお電話でお問い合わせください。

クレジットカードは使えますか?

クレジットカードもご使用いただけます。
>>詳しくはこちら 

お化粧落としやタオルはありますか?

クレンジング、洗顔、スキンケア各種およびタオルを取り揃えております。ただし、メイクアップ用品は患者様がご使用のものをお持ちください。

駐車場はありますか?

当院では駐車場はございません。お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。
>>アクセスはこちら 

当日に手術は受けられますか??

レーザー治療や超音波治療などは当日施術可能です。全身麻酔手術も局所麻酔手術も基本的にはカウンセリングを受けていただき、後日改めて手術の日程を決めていただいております。ただし、局所麻酔手術はやむを得ない場合や手術の内容により可能となることもございます。ご相談ください。

男性でも受診可能ですか?

もちろん可能です。最近は男性もアンチエイジングを気にされる方が増えてきております。お気軽にお越しください。

小さな子どもを連れての受診は可能でしょうか?

大丈夫です。 待合で待っていられるお子様であればもちろん可能です。そうでない場合、施術を受けられている間は看護師がお預かりいたします。

その他、疑問点ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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